わたしの会社自慢

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わたしの会社自慢

コミュニケーションの先に多くの笑顔があることを願って 「エクセルツリー株式会社」

大切だとは分かっていても、チャットツールでのコミュニケーションが日常化することで、ついないがしろにしてしまいがちな対面のコミュニケーション。

そんななか、福島県郡山市で人材サービス業を軸に通信事業やペット事業などを手掛ける「エクセルツリー株式会社」では、日々のコミュニケーションを大切にする文化が根づいているそうです。

どのようにして言葉を交わす機会を生んでいるのか、なぜコミュニケーションを大切にしているのか。

そんな疑問の答えを聞きに同社の人材サービス事業部 島田誠さんと、モバイル事業部 橋本唯さんのもとへ伺いました。

プレッシャーを乗り越えたときの達成感と感謝の言葉がやりがい

ーまず、お二人の仕事内容を教えてください。

(島田)私が担当している人材サービス事業は簡単に言うと、働きたい人と求人を出している企業をマッチングする仕事です。企業から求人の要望をいただいたら、その要望に適した弊社の派遣スタッフを厳選し、企業にご提案するというのが大まかな流れです。

(橋本)モバイル事業部では主にwifiルーターやSIMなどの通信サービスの提供とスマートフォンやゲームの修理を行っていて、私の担当は修理業務です。

ー橋本さんは以前も機械の修理などの仕事をされていたんですか?

(橋本)以前も同じく接客業をしていましたが、細かい作業をする仕事の経験は全くありませんでした。ですから入社当初は不安で一杯でしたが、先輩方がわかりやすく教えてくださったのと、本やレクチャー動画を見て勉強を積み重ねたことで少しづつ仕事に慣れることができました。

ー「この仕事をやっていてよかったな」と感じるのはどういったときですか?

(橋本)修理できたことをお客様に伝えた時に、「ありがとうございます!」「助かりました!」と感謝の言葉をもらえる時が一番うれしいです。特にスマートフォンは急いで直してほしいと駆け込んでくるお客様も少なくありません。
お客様の大切にしているものを修理するのは正直すごくプレッシャーがあります。ですが、そのプレッシャーを乗り越えて無事に修理できたときの達成感が仕事のやりがいになっています。

(島田)私たちが紹介した企業でスタッフがいきいきと楽しそうに働き、企業から「〜さんを雇ってよかった」などのお言葉をいただいた時ですね。ひいてはスタッフが企業といい関係性を築き、長年働いてもらえるとより嬉しいです。

気持ちのいいコミュニケーションがいい関係性を築く

ー企業とスタッフ、双方のいい関係性を築くために具体的にはどういった取り組みをしているんですか?

(島田)特に力を入れているのは、スタッフと仕事の悩みなどの近況についてお話する月一回の面談です。企業とスタッフ、どちらにも不満のない状況を作るのは難しい部分もありますが、私たちが間に入ることで、不満を解消する糸口を一緒に見つけるお手伝いができればと思っています。面談をすることでスタッフの定着率が上がっているのも感じます。
ただ、スタッフとの面談が人生相談になってしまって、心の距離が近くなりすぎても逆に関係性を壊してしまう可能性があるので、スタッフとの丁度いい距離感を常に保てるように意識はしてます。

ー派遣して終わりではなく、就職後もスタッフの気持ちに寄り添いながらサポートをしているのは素敵です。いい関係性を築くためのコミュニケーションを大切にしているんですね。

(橋本)月に一度、社長と話す時間が各社員に設けられているのですが、そういった取り組みからもコミュニケーションを大切にしているのは感じますね。

(島田)うちの会社では丁寧にコミュニケーションができるかどうかも採用基準に設けています。そのため、自分の意見をしっかり伝えられたり、相手の話しを素直に聞けたりと気持ちのいいコミュニケーションができる社員が多いですね。

(橋本)性格のタイプが違うスタッフ同士も対立することなく働けているのは、他のスタッフとの考え方の違いを面白がりながら意見交換ができてるからだと思います。

会社に関わるすべての人を笑顔に

ー「社員同士の心と心の距離が近い」というのはエクセルツリーさんの魅力のひとつですね。

(島田)おっしゃっていただいて気づきましたけど、そうかもしれません。月並みな言い方になってしまいますが、アットホームな雰囲気はうちの会社の自慢ですね。社内全体でコミュニケーションをしっかり取れているので社長は社員を信頼し、社員は責任を持って仕事をする。そういった流れが社内にできているのも、日々のコミュニケーションによって生まれた信頼関係のおかげだと思います。

(橋本)私も島田さんと同じく社員同士の距離が近いアットホームな雰囲気はいいなと思っています。違う部署のスタッフとごはんを食べに行くことも多いですね。

(島田)あれ?その食事会に僕あんまり誘われてないんだけど(笑)

(橋本)仲間はずれにしてるわけじゃなくて女性同士で食べに行くことが多いってだけです(笑)こういう冗談を言い合いながら和気あいあいと楽しく働いてます。
それと、子供のいる女性も働きやすい社風があるのはうちの会社のもう一つの魅力です。学校の行事があったり、子どもが急に具合が悪くなったりしたときにお休みをいただきたいと相談すると、みんな嫌な顔せず「子どもを優先しな〜」といつも言ってくれます。

(島田)人材サービス事業部でも「働く女性を応援する」というのは大きなテーマになっています。例えば、スタッフは2〜4時間の短時間で働きたいけど企業は8時間のフルタイムで働ける人を募集している。そういった状況のときは「短時間であれば働ける方を数人雇うことで、スタッフが休んだ場合も業務に穴が空くことを防げませんか?」と企業さんに提案したりして、お子さんがいる方でも働きやすい環境づくりをしています。

ー「すべてはみんなの笑顔のために」というエクセルツリーさんの経営理念に会社の取り組みすべてがつながっていますね。

(島田)そうですね。コミュニケーションを重要視しているのも、女性が働きやすい環境づくりをしているのも、お客様だけでなく社員やスタッフなど、うちの会社に関わるすべての人を大切にしたいという思いからです。日々の取り組みが少しでも多くの方の笑顔に繋がっていると嬉しいですね。

〜取材を終えて〜

安心できる環境に身を置かないと人は笑顔になることができないと僕は思っています。では安心できる環境とはどんなものか。お二人の話の節々にはその疑問の答えを見つけるヒントがありました。

一つは心と心の距離が近い関係性を築けているかどうか。そして、そういった関係性を築くためにエクセルツリーでは日々のコミュニケーションを大切にしています。

どんな仕事をしていても時には笑顔になれない場面があります。そんな時でもエクセルツリーのみなさんはきっと、同僚やお客様を笑顔にするために言葉を交わし続けていくのだろうと思います。

文・写真:永井章太

会社名:エクセルツリー株式会社
ホームページ:https://exceltree.co.jp/
住所:〒963-8812 福島県郡山市松木町2-88 イオンタウン郡山内 A棟 ダイソー向い
TEL:024-953-8984

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